注意の食材


縫合部に詰まりやすい注意が必要な食材や食べ物、そしてその食べ方についてご紹介します。

 

きのこ

きのこにも種類は色々ありますが、傘と呼ばれる上の部分が狭くなっている食道の縫合部にすっぽりとはまってしまう恐れがあります。食べるときは例えば洗ったなめこをみじん切りにして、詰まるリスクを減らし「なめこのお味噌汁」にするのがおすすめです。

みじん切りなめこのみそ汁

わかめなどの海藻類

食道の縫合部にフタをするようにペタッと貼り付く恐れがあります。食べるときは例えばわかめが柔らかくなるまで煮て「わかめのお味噌汁」に。お子様が食べるときはわかめをキッチンばさみでカットします。

 

のり

わかめ同様、縫合部にペタッと貼り付く恐れがあります。食べ方の注意点としては日本ののりは目が荒くないので「細長く」、韓国のりは目が荒いので「小さく」カットすること。わが家ではそのようにカットした上で「そのまま」もしくは「ひとくちサイズのお米を包んで」食べさせています。

 

にんじん・大根

噛んだと思っても噛み損じていることがあり、意外と詰まりやすいので注意が必要です。しかしよく噛めていれば問題ないので、本人によく噛むことを伝え、親が注視しましょう。

 

ソーセージ

弾力があるものや皮が付いているものは子供にとっては噛み切りにくいです。噛み損じたときにすぽっと縫合部にはまることがあるので「子供用のソーセージ」を選ぶのがおすすめです。

肉はやわらかめでも皮付きなので注意

さつまいも・じゃがいも

水分をとられ、喉通りが悪くなります。また水分があっても、ぽってりしているものは喉通りが悪い傾向に。食べるときは、食材の状態やお子様の様子に注視する必要があります。

 

ゼリー

冷蔵販売が多いゼラチン単体でできているものは体温で溶けますが、寒天やカラギーナンなどが入っている「常温でも溶けないゼリーは体温では溶けない」ので注意が必要です。

 

豆腐(特に乳児)

意外に思われるかもしれませんが、豆腐は歯茎で潰せるほど柔らかい食べ物ですが、潰せなかった場合はそのままの形で詰まり、体温でも溶けません。噛む力がまだ発達していない乳児期は要注意です。